アユタヤ王朝ナライ王が祀られている! / Wat Phra Narai Maharat : 訪問日 19Dec2009


このお寺は、Nakhon Ratchasimaの
環濠に囲われた旧市街の中心にあります。

このお寺の中には、
環濠に囲われた本堂(Ubsot)が有り、
その南側の横の小道を東に入って行くと、
右写真のような建物があります。

その中には、クメール様式の像が祀られています。






この建物の前で、ここを掃除していた
タイ人に聞くと、
左から Narai Deva、 Brahma、 King Narai、
Ganeshと言っていました。











左からNarai Deva、 Brahma。
Naraiは、ヴィシュヌ(Vishnu)神で、
Devaは神を表します。
よって、左端はVishnu神と思います。

その横は、4つの顔を持つ
ブラフマー(Brahma)神です。








ブラフマー(Brahma)神です。
4つの顔を持っています。

















ブラフマー(Brahma)神の更に右横は、King Naraiです。
アユタヤ王朝のナライ王のようです。

ナライ王の名前の由来は、ヴィシュヌ神から来ており、
このお寺の名前も、Wat Phra Narai Maharatで、
Maharatは、偉大なる王を意味する事から、
アユタヤ王朝のナライ王を指していると思います。












これは、ガネーシャ神(Ganesh)です。
父がシヴァ神で、母がパールヴァティです。

パールヴァティが自分の従者を作る為、
自分の垢と香油を練り人形を作り命を吹き込みます。
そしてパールヴァティが水浴する時、
ガネーシャに見張りをさせていましたが、
そこへシヴァ神が帰って来て、家に入れさせて貰えません。
シヴァ神は怒り、ガネーシャの首をはねてしまいました。
悲しむパールヴァティを見たシヴァ神は、
従者に北に向かい最初に出会った物の首を取って来いと命じ、
その取って来た首が象の首で、
その首をつけたのがガネーシャです。

参考までに、ガネーシャの首にまつわる話は、
その他、たくさんあるようです。



以上のナライ神、 ブラフマー神、 ナライ王、
ガネーシャ神の像を、正面から見たところ。
バックには、ヒンドゥー教の神々の絵が
描かれています。











発掘当時の写真が展示されています。














環濠に囲われた本堂(Ubsot)です。














その本堂に向かう橋です。
西から見たところ。













その橋の上から池の中を見たところ。
家族連れが、ナマズに餌をやっていました。













同じお寺の敷地内にある仏塔です。

















お寺の外で、お寺のすぐ横、
そして本当の旧市街のど真中には、
Lak Muangが祀られています。
















そのLak Muangです。
Lak Muangとは、バラモン教の教えに従って、
新しい町をつくる時に建てる柱と言う事のようです。

















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